散策風土記 第三章

カワセミなどの野鳥撮影や昆虫探索を楽しみ、時々サイクリング。自己満足の世界で生きてます。

スプリング・エフェメラル

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カワセミ撮りの帰りに「多聞院」に寄り道して新しいコンデジの試し撮り。

今の時期だと黄色い花たちが印象的だね。

 

トップ画像は「キバナセツブンソウ」。

花びらに見える部分は萼片であり、実際の花は退化(密腺に変化)してしまったそうな。

尚、以前はもう少し数が多かったのだが、今年確認できたのはコレだけだった。

 

ところで、タイトルの「スプリング・エフェメラル」とは・・・

直訳すれば「春の儚いもの」というニュアンスになり、早春に芽を出し夏までに休眠する草花の総称である。

冬が終わりに近づき、春の陽気を感じる日が出てきたりする頃・・・
即ち、他の植物がまだ眠っている頃に花を咲かせ、他の植物が成長する頃には姿を消してしまう。

 

「春の妖精」なんて呼ばれ方もするが、
「儚い,短命の,束の間の」といった単語(ephemeral)を使って詩的に表した言葉なのである。

 

ちなみに、「スプリング・エフェメラル」に分類される草花たちには次のような仲間がある。

セツブンソウ、フクジュソウアズマイチゲイチリンソウカタクリ、ヒメニラ、ヤマエンゴサク等々・・・
全体的に可憐で小さいイメージのものが多いね。

 

フクジュソウ

 

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↓ナツボウズ(黄花沈丁花)とロウバイ

 

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↓「多聞院」の黄色と言えばコレ、身代わり寅。

 

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↓望遠については、70mmから200mmになった恩恵は大きい。

AFもたしかに速い(但し、20コマ/秒の無音連写は気を付けないと撮り過ぎてしまう^^;)。

 

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色々な草花が咲いてきたし、これから春に向けて心も軽やかになりそう。