散策風土記 第三章

カワセミなどの野鳥撮影や昆虫探索を楽しみ、時々サイクリング。自己満足の世界で生きてます。

春暖の候

f:id:xjmarin:20220322112707j:plain

 

昨日の話の続きである。

春を感じる時期に姿を現すチョウを撮りたくて、カワセミ撮りの後に1時間ほど掛けて移動することにした。

 

11時15分頃に目的のポイントに到着し、昆虫撮り用の機材に変更。

ちなみに、レンズ交換が面倒なので「Z9+Z100-400mm 」と「Z7II+Z105mmマクロ」の2台体制である。

※Z100-400mmの写りと便利さが良くてほとんどコレで事足りたけどね。

 

↓まずは、ショカッサイが咲く場所にてセイヨウミツバチ。

 

f:id:xjmarin:20220322101159j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322101201j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322101202j:plain


↓紅色の上翅が艶やかなヒメアカハネムシ。

小さな甲虫たちも色々出てくるようになってきた。

 

f:id:xjmarin:20220322101236j:plain

 

↓今季初撮りとなるモンキチョウ

なかなか留まってくれなかったけど、ピンクの縁取りにファンシーさを感じるやつだ。

 

f:id:xjmarin:20220322101751j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322101753j:plain


スジグロシロチョウやキタテハも出現。

 

f:id:xjmarin:20220322102201j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322102551j:plain

 

↓シロシタコバネナミシャク?

ウスベニスジナミシャクのようにも思えるが、良くわからないし、どちらとも違うかもしれない。

 

f:id:xjmarin:20220322102745j:plain

 

↓鮮やかな朱色と黒色の紋様が目に入る。イタドリハムシだった。

テントウムシなんかもそうだけど、飛び立つ瞬間の翅を開く姿が好きなんだw(SSは1/2000秒で撮影)。

 

f:id:xjmarin:20220322103258j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322103300j:plain

 

↓さて、そろそろ馬酔木が咲く所に行ってみるかと場所を移したら、期待通りにコツバメの姿あり。

早春の短い期間だけに現れる小さなチョウでシジミチョウ科に属する。

 

f:id:xjmarin:20220322104416j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322104441j:plain


↓茶色で地味だけど、実は複雑な色合いをしていて陽の当たり具合では金属光沢が浮かび上がる。

そして、翅の表はとても綺麗な水色だけど、留まっている時は開かないので飛んでいる時にしか見れない。

 

f:id:xjmarin:20220322104455j:plain

 

↓ビロードツリアブも居たので撮っておく。

 

f:id:xjmarin:20220322104920j:plain

 

↓馬酔木はコツバメの幼虫の食草になっていて、この花の蕾や新芽を食べて育つ。

そのためメスが卵を産み付けにやってきたりする。

 

f:id:xjmarin:20220322105618j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322105625j:plain

 

レンギョウもお気に入りなのか、何度か留まっていたわ。

 

f:id:xjmarin:20220322105635j:plain

 

↓馬酔木ポイントには、これまた今季初見となるトラフシジミも出現。

少しだけ開翅して、鮮明なブルーも見ることが出来た。

 

f:id:xjmarin:20220322111327j:plain

 

f:id:xjmarin:20220322111402j:plain

 

↓撮りたかったものが撮れて満足して駐車場に戻る途中、枯葉重なる地面にクビキリギリス(褐色型)を見っけ。

普通のキリギリスは冬を前に死に絶えてしまうが、クビキリギリスは成虫で越冬するタフなやつである。

 

f:id:xjmarin:20220322111722j:plain

 

ってことで、おしまい。

春の訪れによって、これから昆虫撮りが益々楽しくなってくる(^^)