散策風土記 第三章

カワセミなどの野鳥撮影や昆虫探索を楽しみ、時々サイクリング。自己満足の世界で生きてます。

昆虫ワールド 145(その1)

 

先日の話だが、この時期になるとあの虹色のハチを撮りたくなり、カワセミ撮影の後に寄り道することにした。

ただ、今年はいつも出現する場所での情報がまだ無くて、とりあえず訪れてみた次第。

 

現地に到着し、久々にマクロレンズと望遠ズームのカメラ2台体制でスタート。

咄嗟の時にレンズ交換じゃ間に合わない時があるので・・・その分、ずっしり重さを感じるけどw

尚、晴れてくる予報に反して空は灰色の雲に覆われたままであり、暗さを感じる条件であった。

 

で、目的のポイントの前で15分ほど待ったけど、全く飛んで来ない。

というか、此処に巣を作るオオハキリバチやオオフタオビドロバチすら姿を見ないし、今日はダメな日か。

仕方ないから、他の昆虫を探すことにしよう。

 

↓葉っぱが覆い被さったところでニセコナラシギゾウムシが見つかった。

近似種にコナラシギゾウムシが居るけど、ニセのほうは口吻が短めで触覚が出ている位置が違うんだって。

 

 

 

 

↓ツチイナゴの幼虫とコバネイナゴ

 

 

 

↓葉っぱの上に居たのはクズノチビタマムシ

度々書いているけど、チビタマムシの仲間はホント小っちゃいのよ(肉眼だと黒い点にしか見えなかったり)。

 

 

 

↓クロオオアリ。

仲間が集まって密談中。

 

 

ヤマトシジミカップルを見つけたのでレンズを向けていたら、ちょっかいをかける奴が飛んできた。

この時はSSを1/320秒に落としていたため、不思議な写真になってしまった。

 

 

↓SSを上げる過程で、1/800秒ではこんな感じに写っていた。

 

 

↓これは、1/1600秒で撮影。

もっと上げるべきだったけど、あっという間の出来事でそんな余裕は無かったw

 

 

 

↓クモヘリカメムシとホソハリカメムシ

スマートなクモヘリは1匹見つけたら周りにも結構居たりするね。

 

 

 

↓ナミハナアブとシロスジベッコウハナアブ

 

 

 

ヒカゲチョウとコミスジ、そして、キタキチョウ

 

 

 

 

↓コフキゾウムシとマルカメムシ

これまで沢山見掛けたコフキも今日は1匹だけだったので、時期的にそろそろおしまいか。

 

 

 

↓タテスジグンバイウンカとスケバハゴロモ

 

 

 

↓エンマコオロギ。

なんだか「よぉ、そこのおっちゃん。ええ話があるんやけど。」なんて言われているかのよう。

 

 

 

イチモンジセセリとウラギンシジミのメス。

ウラギンのメスの翅には薄い水色っぽい紋が施され、オレンジ色のオスとは印象がかなり異なる。

 

 

 

キボシカミキリ

キボシは個体差が大きく、この子は小さめのサイズだったわ。

 

 

 

↓キンケハラナガツチバチとセイヨウミツバチ。

 

 

 

↓アオマツムシ。

滅多に下には降りない樹上生活者。

 

 

↓曼殊沙華にアゲハ系が来てくれないかと期待したが、キタテハが近くに留まっただけ。

 

 

↓カマキリの複眼って、昼間は緑だけど、夜は光を取り入れるために義瞳孔(黒い点)が広がる。

そのため眼全体が黒くなったように見えるが、片方だけ黒くなるなんて不思議だわ。

 

 

さて、それなりに時間も経過していたので帰ることにしたが、

その前にもう一度出現ポイントを確認しておこうと向かってみると・・・あっ、そこに居たのは?!

 

ってことで、「その2」に続く。